こんにちは龍(たっちゃん)です!あだ名はヌートバー選手と同じです。先日のWBCは日本優勝でとても盛り上がりましたね・・・!
そうだな。
誰!?!?
私は、野球マンだ!
はい?野球マン・・・?なんか怖い。野球マンなら、今シーズンからメジャーリーグに導入される、『ピッチクロック』は知ってる?
ん・・・?ピー地区がロック?なんのことだ・・・?
知らんのかーい!
目次
ピッチクロックとは?
ピッチクロックとは、2023年シーズンよりメジャーリーグで導入される、投球間や打席を外す時間に関する、新しいルールです。
投手側の制限
① ランナーがいないとき ピッチャーはボールを受け取ってから15秒以内に次の投球動作に入らなければならない
② ランナーがいるとき ピッチャーはボールを受け取ってから20秒以内に次の投球動作に入らなければならない
③ 打者と次の打者の間は、30秒以内に最初の投球動作に入らなければならない
これらはできなければ『ボール』を宣告される
このように、投球の間隔についての秒数制限が設けられています。しかし、これだとバッターがのんびりしているせいで投球ができないのにボールになる・・・というケースも起こりえます。そのため、バッター側にも次のような制限があります
野手側の制限
① ピッチャーの投球制限の8秒前までにピッチャーに注意を向けていなければならない。
(ランナーなしの場合ピッチャーがボールをもらってから7秒後まで、ランナーありの場合は12秒後までは目を切っても良いということになります。)
できなかった場合、ストライクを宣告される
② 打席中に取れるタイムは1回まで
導入の背景
このルールの導入の背景には、もちろん試合時間短縮を目指す流れからきていると思われます。
ここ数年、メージャーのシーズンの試合平均時間は3時間超えが続いており、試合時間短縮が大きな課題といわれています。
また、投手有利を少し打者有利に持っていきたい流れもあるようです。打者・投手両方に制限があるのでまだどちらが有利とは言い切れませんが、時間を気にして投球リズムが狂ってしまう投手に影響が大きいのではないかと予測しています。
適用されたプレーの例
真剣勝負のため、ピッチャーもバッターも間合いを大切にする選手ほどこのルールの影響を受けそうですね。
また、ルールの適用外であった先日のWBCも、もしこのルールが適用になっていたら、多くの名勝負に影響が出ていたものと思われます。代表例がこちらの動画です。
あのWBC決勝の大谷翔平VSトラウトの勝負も、ピッチクロックのルールで計測すれば、多くの投球が違反となります。
もちろん、ルールに合わせて選手たちも違反しないように工夫はするでしょうが、間合いを大切にする勝負がルールによって水を差されるのは大変ですよね。

他にもルールが変わる?
この他にも、極端な守備シフトの禁止や、ボークについての制限も新たに追加となりました。そちらについても近々まとめて記事にしたいと思います。
終わりに
なるほど。時間を短縮するのも大切なことだが、果たしてこれはどうかな。
集中力をぶつけ合うためには間合いも大切ですからね。とはいえルールで決まった以上は慣れていくしかないですね。
ところで野球マンさん、あんたいったい・・・
おっと!私にも制限時間がきたようだ!また!!!
なんだったんだ・・・
最後までお読み頂き、ありがとうございました!