大変だー!!
ま た お ま え か。で、何があったんですか?
中日ドラゴンズのジャリエルロドリゲスが亡命してMLB球団と契約予定らしい・・・。
え!?去年最優秀中継ぎ投手のロドリゲス!?開幕直前にそんなことできるの・・・?
直近の情報なので、不明瞭な部分もありかもしれないが、詳しく紹介していこう。

目次
Y.ロドリゲスってどんな選手?
ジャリエル・ウンベルト・ロドリゲス・ジョルディ(Yariel Humberto Rodríguez Yordy, 1997年3月10日 – )は、キューバのカマグエイ州カマグエイ出身のプロ野球選手(投手)[2]。右投右打。
ジャリエル・ロドリゲス-Wikipedia より
2020年からキューバ派遣選手として、中日ドラゴンズと契約をしています。
昨年の2022年シーズンは52試合に登板し、6勝2敗、防御率1.15、39ホールドで最優秀中継ぎ投手賞を獲得した、名実ともに中日の中継ぎエースです。今シーズンもセットアッパーとしての活躍が期待されていました。
今回の亡命騒動について
アメリカ記者による報道
第一報は、28日夜、アメリカの記者、フランシス・ロメロさんがTwitterで報じたものでした。
該当ツイートはこちら
速報: キューバの投手ヤリエル・ロドリゲス (26) は、中日ドラゴンズおよびキューバ野球連盟との契約を破棄し、近い将来に MLB チームとの契約を模索する予定です。 情報筋によると、ロドリゲスは数時間前にドミニカ共和国に到着した。
Googleによる翻訳
WBCにキューバ代表として出場したロドリゲス選手。WBC後一度キューバに帰国をしていましたが、MLBとの契約のために亡命したとみられます。
どの球団と契約をしたかは明らかになっていませんが、5年5000万ドル(約65億5千万円)にのぼる契約とも言われています。
キューバ野球連盟は賠償金を請求
これを受けて、日米キューバの各国メディアが一斉に報道。報道によると、キューバ野球連盟は違約金を請求するとのことでした。
キューバ野球連盟(FCB)がロドリゲスに違約金1000万ドル(約13億円)を請求すると声明を発表したと伝えた。
デイリースポーツ記事より
中日球団代表「音信不通」「正確な情報は何もない」
当然、中日ドラゴンズ側もコメントを出しています。
加藤球団代表の取材に対する回答は以下の通りで、予定していた便での来日はなかったとのことでした。
「球団としては、予定の便で彼は来日しなかったということ、きょう(29日)の昼の便かな、中部国際空港に着く、それに乗っていなかったということ。現在、本人に連絡を取ったり、キューバ野球連盟に確認していますが、正確な情報は何もないです。本人とはまったく連絡が取れない状況、今言えることはそれだけです」
スポニチアネックス記事より
今後の対応は?
中日側が本人と連絡を取れず、事態を把握しきれていない以上は、明確にどうなっていくのかをお伝えすることはできません。
ただ、あくまで管理人の予想として、以下の2つの選択肢があるかと思われます。
1.契約破棄を甘んじて受け入れる
2.制限選手として球団が保有権を継続
『制限選手』とは以下の制度になります。
野球協約 第60条 (処分選手と記載名簿)
選手がこの協約、あるいは統一契約書の条項に違反し、コミッショナーあるいは球団により、処分を受けた場合は、以下の4種類の名簿のいずれかに記載され、いかなる球団においてもプレーできない。
(2)制限選手と制限選手名簿(レストリクテッド・リスト)
選手がその個人的事由によって野球活動を休止する場合、球団はその選手を制限選手とする理由を記入した申請書をコミッショナーに提出する。コミッショナーが、その選手を制限選手とすることが正当であると判断する場合、その球団の申請は受理され、コミッショナーによりこの協約の第78条第1項の復帰条件を付し制限選手として公示され、制限選手名簿に記載される。制限選手の参稼報酬については、1日につき参稼報酬の300分の1に相当する金額を減額することができる。
野球規約より
2020年には、この制度の適用により、福岡ソフトバンクホークスのオスカー・コラス選手が制限選手として公示され、一時はメジャーリーグ挑戦を断念しました。
なぜキューバの選手は亡命をするの?
NPBでプレーしたキューバ人選手でいえば、横浜DeNAベイスターズに所属していたユリ・グリエル、ルルデス・グリエル兄弟、福岡ソフトバンクホークスの育成選手だったアンディ・ロドリゲス選手、前述したコラス選手などがいます。
NPB以外では、先のWBCで日本の宿敵となったメキシコ代表でタンパベイレイズのランディ・アロサレーナ選手はボートで亡命した過去があると話題になっていました。
さらには同じくWBCのキューバ代表だったプリエト・ゴンザレス選手は、試合後ホテルを抜け出して亡命を測ったと言われています。
では、そもそもなぜキューバの選手は亡命をするのでしょうか。
これについては、いずれ詳しく記事で書きたいと思いますが、『社会主義国家であること』、『野球選手は公務員として多くの制限を受けていること』が挙げられると思います。アメリカとの国交を正常化したのも、2015年と比較的最近の話ですからね。このあたりの政治的なお話はまた後日。
WBCで世界に活躍する姿を見せつけた選手が、他球団でプレーしたくなる気持ちはわかります。だからといってNPBとの契約中に亡命はよろしいことではないですよね。
他の選手は大丈夫?
ロドリゲス選手の亡命を機に、WBCキューバ代表だった選手も大丈夫かハラハラした球団のファンも多くいると思います。なんJでは福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロ選手について心配する声が多くあがっていましたが、大丈夫です。以下にその動態をまとめました。
ライデル・マルティネス(中日)⇛ 28日にチーム合流
リバン・モイネロ(ソフトバンク)⇛ 本日来日
アリエル・マルティネス(日本ハム)⇛ 来日済・OP戦にも出場
他の主力選手は亡命せずにチームに参加してくれそうで、何よりですね!

終わりに
ロドリゲス選手については、今後の情報が入り次第またお伝えしようと思います。
はぁ。私も国に帰って亡命しようかな・・・。
いや、国に帰ることは亡命とは言わないし、そもそもあなたどこの人よ!
ヒーローに秘密はつきものである!ではさらばだ!
その見た目でヒーローのつもりなんだ・・・
最後までお読み頂き、ありがとうございました!